知的財産

知的財産とは
知的財産は、人間の知的な営み(創造的活動等)によって生み出される無体(無形)の財産です。
企業活動(事業)における知的財産の意義
近年、企業の経営資源は、(1)ヒト(人)、(2)モノ(物)、(3)カネ(金)、(4)情報、(5)時間、(6)「知的財産」の6つである、との考え方が主流です。「知的財産」は、企業活動にとって非常に重要な要素の1つであり、事業を成功に導くために知的財産を活かすことを十分に検討する必要があります。
企業活動においては、優れた技術および優れたデザインの製品を継続的に提供することにより、製品ひいては企業のブランドを構築していくことが重要です。このようなブランド構築は、特許、意匠、商標等の知的財産を保護し活用していくことによってもたらされます。
また、知的財産を重視することは、結果物(知的財産)の創造主体である「人(人間)」を尊重することにもつながります。企業が存続するためには「人」が最も重要であり、良い人材を集めるためにも、知的財産は重要です。
 
知的財産の種類
知的財産には、次のような種類のものが含まれます。
主な知的財産の概要

特許権および
実用新案権

特許権および実用新案権は、「技術アイデア」(発明/考案)を保護する権利です。なお、実用新案権は、特許権に比べていくつかの制約があります。

意匠権

意匠権は、「デザイン」(意匠)を保護する権利です。

商標権

商標権は、「ブランド」(商標)を保護する権利です。

その他

  • 著作権は、「著作物」を保護する権利です。
  • 回路配置利用権は、「半導体集積回路の回路配置」を保護する権利です。
  • 商号は、法務局に登記した「会社名称」です。
  • 営業秘密には、「ノウハウ」などの営業秘密(技術上およびその他の秘密)が含まれます。
  • これら以外にもいくつかの知的財産(知的財産権)があります

なお、特許権実用新案権意匠権商標権(文字をクリックすると各ページにジャンプします)は、産業財産権とも総称されます。(各ページでは、主に日本での権利取得等について説明しています。)